生きづらさが少しずつ和らいでいく考え方

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生きづらさを感じてしんどい時、いちばんに考えたいことは、「それが自分に合っていることなのかどうか」ということ。
そもそもが自分に向いていないことをやろうとしているのに、今の自分じゃダメだと自己否定し続けて何か他の価値基準に自分を当てはめようとしていると、いずれどこかで無理が生じてしんどくなるのは、ある意味当たり前のことです。
だから、いったん自分を”そういう自分”として受け止め、”そういう自分”としてどう生きていくかを考えることをオススメしております。

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今日は、人生をラクで生きやすいものにしていくための、私がもっとも大切にしたい考え方をお伝えしたいと思います。

次のようなことで悩んだことのある人はけっこういるんじゃないでしょうか。

◆自分は他の人よりも劣っているように感じる
◆皆が簡単にできていることが自分には難しい
◆できなくはないけどめちゃめちゃ疲れてぐったりする


個人的には、3つ目を強く感じている発達さんは結構多いんじゃないかと思ってます。

そんな時、「生きづらいなぁ」って思ったりするかも知れませんね。

「生きづらい」というのは、今その生き方が”本当の自分“に合っていないということができます。
素の自分ではその集団や場所にふさわしくないと考えて、素の自分=本当の自分を否定し、“何か”に合わせよう・染まろうとしているんです。

素の自分で生きていない。
だから、しんどい。

もちろん、頑張ることで得られるモノがあるし、しんどいけどやってみたい、自分の喜びにつながっているよ、という場合は問題ありません。
それは建設的な自己否定と言って、自分を成長させる原動力になるものです。

ここで私が言いたいのは、そうではなくて、どうにも苦しくて困っているという場合です。

学校、習い事、職場、趣味のサークル、ママ友、なんでもそうですけど、
そこでやっていくことがしんどい時というのは、自分らしさを抑圧して無理に周りの基準に合わせようとしている時です。

えてして、そこはあなたの本当の居場所じゃないよというサイン。

これは誰かや何かが悪いわけではなく、もちろんあなたが悪いわけでもなく、「そういうものなんだな」と思うようにすると良いかも知れません。

本来の自分を否定して、自分以外の何者かになろうとするからしんどい。

自分を押し殺して無理やり周りに合わせようとするよりも、自分が輝ける場所はどこかな?って探すほうが楽しそうだと思いませんか?

だってしょうがないじゃないですか、それが自分なんだもん。

そういう『キャラ設定』で生まれてきたんだもん。

例えばですけど、ライオンが必死にシマウマになろうと頑張っているようなものです。
シマウマさんたちは、ライオンが自分たちの中に混ざってたら当然ざわざわしちゃうし、ライオンはそういう空気を感じて居心地悪いしで、誰得?みたいな話になりますよね。

それでライオンが悩んでたとしたら、私たちは
「ライオンはライオンとして生きたほうが自分らしく生きられるよ。どうしたって本物のシマウマにはなれないんだからサ。」
ってアドバイスしませんか?

それと同じです。

まぁ現実はそんな単純な話で片づけられないし、「今はこの中で生きていくしかない」という状況だったりもするわけなので、

こんな大変なことを自分は頑張っているんだ!
私、えらいなぁ!

と自分をしっかり労わりましょう(*’▽’)

ただ、こういう話をすると、時々こんな質問をいただきます。

苦手なことを克服しようとしなくていいんですか?
✅ 諦めグセがついたら人として成長できませんよ。
✅ やりたくないことから逃げるという考えは、怠けを助長しませんか?

次の記事で1つひとつ書いていきますね。

この記事を書いた人
あべ先生

公認心理師、特別支援教育士、AGOメソッド®セラピスト、教育学修士。
障害児教育を専門に学び、公務員心理職として教育委員会に10年以上勤務、延べ3,500件の発達相談に対応。不眠を訴えるクライアントがボディケアで眠れるようになった経験をきっかけに、心の問題に対する体へのアプローチの有効性に関心を持つ。現在は、心理カウンセリングと自律神経を調整するセラピーを併用し、心と体をトータルにケアするサービスを提供している。

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